第2ハウスの月の意味

西洋占星術は、サイン、惑星、ハウス、逆行はもちろん、スクエア、コンジャンクションなど、理解するのが難しいものがあります。 そこで、自分の出生チャートを理解することは、見た目ほど難しくはないことをお伝えしたいと思います。

今回は、月（占星術では惑星として扱われる）と第2ハウスの位置関係、その個別と統合の意味、そしてこの位置関係がその下に生まれた人にどう反映されるのかを詳しく解説します。 それでは、自分のチャートに第2ハウスの月がある人は、ぜひ以下の情報をチェックしてみてくださいね。

出生図における月と占星術のハウス

そもそも、占星術における月の意味、月が私たちについて示すこと、占星術のハウスとは何か、特にハウス2のアスペクトについて理解する必要があります。 もっと知るには、続きを読んでください。

星座早見盤における月の意味

一般的に、西洋占星術における月は、個人の気持ちや、変化に対する受容性、柔軟性、適応性、想像力を表します。 これを見極めるには、その人が生まれた時に月がどのハウスにあり、どのサインと並んでいたかを分析する必要があります。

また、出生時の位置と現在の位置との組み合わせによるエネルギー的な調和や阻害を考慮することで、生涯を通じて星の動きが個人にどのような影響を及ぼすかを予測することも可能です。

アストロ・ロジカル・ハウスとは何ですか？

西洋占星術では、ハウスは人生の領域を表すとともに、「私」の誕生を表すハウス1（アセンダント）に始まり、死と再生を表すハウス12までの全体の循環経路を表します。 このように、各星はチャート内のハウスに従って分析され、その固有の意味と、それが並んでいる対応するサインの意味とが組み合わされます。

例えば、今回のテーマでいえば、あなたの出生図の月がハウス1の終わりに非常に近い位置にあれば、ハウス2にあるかのように解釈されるでしょう。

第2ハウス「価値観のハウス

マリオン・D・マーチとジョーン・マックイヴァースの著書『占星術の基礎講座-第1巻』によると、第2占星術ハウスは、財産、経済的経験、利益を得る能力などの問題を扱うとあり、これらの問題がどうなるかを予測する意味でも、個人が人生のこの領域にどう反応するのかを理解する意味でも、このハウスが重要であるとしています。

さらに、2ハウスは、道徳的価値（金銭的価値だけでなく）、才能、自己価値や尊厳の概念、感情、個人的成果の概念についても語ることができます。 また、このハウスは、自由についての感覚（多くの人にとって、それは彼らの経済状況と密接に関連しているので）を語るという解釈もなされています。

出生図第2ハウスの月

これから分析する各アスペクトの意味を知ることで、従うべき占星術的要因のアンサンブルを理解することができます。 ここでは、第2ハウスの月の下に生まれた人の一般的なアスペクト、月の位相によるその特異性、性格的特徴、生涯を通じて起こりうる出来事についてお話します。 もっと知るために読んでみてください。

ハウス2に月がある人の一般的な特徴

MarchとMcEversによると、第2ハウスの月の人は、精神的な安定を保つために経済的な安定に大きな価値を見出し、有利な取引を見極める目があり、かなり寛大になることができます。

しかし、このハウスにあるサインによって、物質的な所有物に多かれ少なかれ執着する可能性があります。 理想的なのは、中道を歩むことで、寛大でありながら分別のある支出をすることです。

第2ハウスにおける月の影響

月が出生図の第2ハウスに位置するとき、私たちの価値観、才能、モラル、人生の金銭面に感情的な影響をもたらします。 この結果、財産との関係、特にある種の感情的な記憶を運ぶもの、そしてあなたの喜びと安全のために支出（または節約）する傾向がより強くなります。

その時の星座や月相によって、この影響はケチや出費の制限のなさ、ポジティブな特性（特に牡牛座と蟹座）またはネガティブな特性（主に蠍座）を重視する傾向にあります。

新月・欠けゆく月の表現

新月は、新しい物事やプロジェクトが生まれ、計画され、発芽する段階と理解されています。 第2ハウスの月の場合、一般的な占星術のトランジットとしては、お金を貯め、それを回収し、次の出費をよく計算するタイミングとなります。

また、投資に関するスキルが身につくかもしれません。

下弦の月では、状況は暗くなります。 これは、その名の通り、逆行する側です。 第2ハウスの下弦の月は、経済的に困窮する瞬間や低収入の変動を予測できます。 出生図では、不利で人生の課題が増えることを予測できます。 占星術の通過では、これは単なる段階である可能性があります。

フルムーン・マニフェステーション

満月は、そのハウスが持つ痕跡と顕現を活性化させ、新月に始まったことの集大成となる。

例えば、ハウス2で満月になった場合、ハウス8で始まったことが新月で最高潮に達します。

つまり、8ハウスに月が新しく入っているときは、2ハウスの満月が経済生活やモラル、自尊心に影響を与えるというマイナスの影響を感じないよう、注意深く、安全に、計画的に行動しなければならないということです。

ハウス2におけるトランジットの月

星がハウスを移動するということは、天空を移動して位置が変わるということです。 出生図は人によって異なるので、同じ星がある瞬間に、人によって異なるハウスに位置することがあります。

したがって、第2ハウスの通過する月を分析することは、必ずしもあなたが生まれたときにそこにあったということではなく、むしろこの位置を通過することで特定の影響を伝達することになるのです。

また、月がこのハウスを通過することで、経済的な状況に対して、いつもよりずっと感情的な反応を示すことがあります。 そうなると、お得な情報を見極める力が鋭くなったり、美しいものに惹かれたり、経済的安定をより重要だと感じるようになるかもしれません。

第2ハウスに月がある人

2ハウスに月がある人の一般的な特徴については、すでに少し見てきました。 次は、この星とこのハウスがホロスコープの中で結合することによる影響について、より詳しく見ていきましょう。 ぜひチェックしてみてください。

第2ハウスに月がある人の性格

第2ハウスの月を持つ人々は、多くの方法で記述することができます：穏やかな、慎重な、直接、ある瞬間に倹約、他の瞬間に浪費、正直、予約、頑固など。 この配置がいかに複雑で、それが私たちに影響を与えるかを示すだけの形容詞は数え切れないほどである。

つまり、このポジションの人は、自分の贅沢や娯楽にお金をかけることを大切にする人ですが、心の安定のために、経済的な安定も大切にする人なのです。

ポジティブな側面

2ハウスの月の下に生まれた人々の最大の資質は、確かにその永続性、洞察力、慎重さと自分の目標への焦点です。 彼らは彼らの感情的な安定に彼らの経済的安定を関連付けるように、彼らは彼らの支出に非常に現実的であり、成功への道には偉大なプランナーであることができます。

また、寛大さ（大切な人に喜んでもらうために、お金や時間をかけてプレゼントすることもある）や、芸術的な創造性にも長けているポジションです。

ネガティブな側面

月の2ハウス配置のマイナス面は、欲深さ、無益さ、衝動的な支出を助長することです。 これらの人に共通することは、悲しい気持ちになったとき、何か新しい材料が必要だと考えて、気を紛らわせることです。

そのため、経済的な安定を求めるあまり、特に固定星座の場合は強欲になったり、浪費に走ったりする危険性がある。 また、気前がいいと、他人にお金をあげすぎてしまい、自分が困窮する事態に陥ることもある。

予約済み

月は内向性を好む星なので、現実的、経済的、道徳的な問題に関連するハウスでコンジャンクションすると、大多数の人より控えめな人が生まれることがあります。 しかしこれは、彼らが冷たいということではなく、自分の感情や考察をより控えめにするということなのです。

マテリアリスト

第2ハウスに月がある人は、経済的な利益を重視したり、買ったものに満足したり、特定の状況でお金を維持することを好むので、より物質主義的と考えることができます。

しかし、このアライメントを持つ人自身は、自分自身をそのようには見ていません。 彼らはもっと現実的で合理的で、よく考えてみると不必要と思われることにあまりお金をかけずに、安全な状況を維持することを決意していると理解しているのです。

正直なところ

第2ハウスの月を持つネイティブは、彼らの正直のために、冷たいハード、あるいは威圧的であるという評判を得るかもしれませんが、これは単なる誤植です。 私たちが見てきたように、この配置を持つ人々は実際に純粋に彼らの愛する人を気にし、思いやりのある性質を持っています。 彼らはちょうどポイントに得るかもしれませんが、彼らは傷つけるつもりはないです。

仕事中

粘り強さ、誠実さ、洞察力、そして物質的・経済的な安定を求めるという特徴を考慮すると、月が2ハウスに位置することで、職場環境においてプロジェクトや職務に非常に責任を持つ、賞賛される従業員を生み出すと言えるでしょう。

また、雇用主からの評価も高く、昇進や有利なポジションへの道が開かれることが多い。 しかし、持ち前の頑固さや控えめな性格が仇となることもあるが、これは本人の扱い方次第であろう。

人間関係において

第2ハウスの月は、相手を思いやり、喜ばせることが自然にできる反面、自分の気持ちを考えすぎて表現できなかったり、不満があると相手に冷たくしたりと、人間関係でジレンマを抱えることがあります。

また、このような人は、イライラした日々を無駄な出費に費やし、まるで「癇癪持ち」のように、金銭問題を個人的な喧嘩の一部として挿入し、人間関係に影響を及ぼす可能性があります。

しかし、誰もが自分の資質を持っており、誰かが悪いかどうかを決定する整列はありませんので、これを誤解しないでください。 これらの人々は非常に愛情深く、寛大で、愛する人に贈り物をするのが好きで、彼らはあまりそれを表現しない場合でも、感傷的な問題についてよく理解していることを忘れないでください。

タレント

第2ハウスの月は、最も多彩な才能を持ち、美しいもの、華やかなものを求めるため、造形芸術、音楽、映画、文筆など、あらゆる分野の芸術的才能が目覚めることがあります。

また、論理的な推理力、物事をよく考えてから行動・反応する性質、金銭的な価値観なども、会計、不動産、投資、営業（芸術的な性質や美への憧れとも融合する）など、望ましい特性としてあげられるでしょう。

さらに、歓迎され、思いやりがあり、助け合う性質を持つことから、社会組織、NGO、作業療法、心理学、その他の社会的・保健的ケアの経路で働くことができます。

第2ハウスに月を持つ原住民は、人間関係で問題に直面することができますか？

これまで見てきたように、第2ハウスの月を持つネイティブは、他人に対して非常に愛情深く、感情的な鋭敏さを持ち、またそれを示すことに問題があったり、不満があると小難しい態度を取ったりします。 では、これは彼らが人間関係で問題を抱えることになるということなのでしょうか？

占星術は、私たちの傾向や可能性を示しているのであって、運命が決まっているわけではないのです。 占星術のチャートで考えられる性格や行動特性も、人生の出来事によって変化する可能性があります。

しかし、それがどのように展開されるかは、人それぞれであり、間違いを正し、成熟し、自分の気持ちをよりよく示せるように努力する姿勢にかかっています。